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医療観について

歯科医院の開業と”やりたい”医療
 
高見:まず、まき歯科医院の開業について伺いたいのですが、女性の先生だと、結婚とか出産を機に診療を
    減らしたり、仕事をやめたりする先生が多いですよね。
   でも横江先生の場合、正反対ですよね。結婚して出産された後に開業したというところが・・・。
 
横江:はい、よく周りからも同じことを言われます。
         私の場合、プライベートが安定していないと 開業医の仕事
         がうまくいかないと思ったんです。ss-image_ty04.jpg
        それで結婚してから開業という風になりました。

高見:プライベートの安定と言うと?

横江:昔から自分のペースで納得のいく診療をしたいとずっと考え
        ていました。
        でも、そうすると売り上げ無視というか、採算が取れないと思
        うんですよ。歯医者って今たくさんあるし・・・。
        そうした中で、主人が「生活費を稼がなくてもいいよ。
赤字にならなければいいくらいの気持ちでやれ」  
       って言ってくれたんです。

高見:なるほど、理解のある旦那さんでいいですね。

横江:ええ、環境にはとても恵まれていると思います。でも実際はいろいろ言ってきますけどね。(笑)
       甘えずにがんばっていこうと日々思っています。

高見:理想的な医療をしようとしても、実際にはどんな病院にも経営というジレンマが多かれ少なかれあると
         思うんです。生活費もそうですし、毎月のお給料の支払とか、固定費とか・・・。
         でも、そういう経営的要素をあまり気にせずに自分のやりたい医療が出来るっていうことですね。
         では、そのやりたい医療について具体的に教えていただけますか。

横江:とにかく、自分がこだわったところをお金の問題とかで諦めたくないです。
          こだわりって一言で言っても医者によっても違うし、患者さんからは分かりづらい部分ですけど、
          たとえば、すごく時間が掛かる割りにお金にならない治療ってあるじゃないですか。

高見:根管治療とか?(*歯の根の病気の治療のこと)

横江:はい。
         そういうしっかりやっておかないといけない治療は特にそうですね。 
         妥協すると、後々、必ず再治療になってしまいますし。
         他にもかぶせ物とかも形や色が合わないと何度でもやり直しするとか、
         そんなの当たり前のことなんだけど、自分の病院じゃないと、なかなか
         すべてを思い通りにできないので・・・。

高見:なるほど。あらゆる治療について、こだわりを捨てず、妥協をしたくない
          ということですね。
 
 
 
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